今月は「調味料で美味しさUP 食材3品SOUP」特集をお届けします!忙しいときや仕事が終わってからのごはんづくり、冷蔵庫を開けたら・・・食材が少ない!でもスーパーに買いに行く時間もない!特に師走はそんなことも多いですよね。スープなら、食材3品以内で美味しい一品が作れて、素材と調味料や出汁の組み合わせで、レシピの幅もグッと広がります。
そこで、これまでご紹介してきたスープレシピの中から、食材3品以内で作れるものをピックアップ!手が込んでそうなスープでも、レシピを見ると「え!?これだけで作れるの!?」と思えるものも。これも調味料マジックかもしれません。
忙しいときはもちろん、年末年始の冷蔵庫整理や食材の節約にも参考にして、ぜひ作ってみてください♪
[企画/文:Yukiii&umico]
soupn.編集部にも、普段作っている食材3品スープのレシピを教えてもらいました!
【soupn.スタッフ Yikiiiのレシピ】
素材の美味しさを存分に味わう
「ごま油香る、だいこんスープ」
Yukiiiが冬にリピートしているスープは、食材がなんとだいこんオンリー!具も味付けもシンプルながら、家族からのおかわり♪が止まらないレシピです。圧力鍋を使うことで、簡単にだいこんが柔らかくなりますよ。
〈材料〉※4人分
・だいこん 1/3本
・ごま油 大さじ1
・水 600ml
・出汁パック 1袋
〈下準備〉
・だいこんは皮を剥いて、約3cmほどの厚さで半月切りにする。
〈作り方〉
①圧力鍋にだいこんを入れてごま油をかけ、中火で焼き色をつける。
②両面に焼き色をつけたら水と出汁パックを入れる。
③蓋をして煮込み、圧がかかったら5分煮て放置して、だいこんが柔らかくなったら完成!
〈ポイント〉
・だいこんに焼き色をつけることで、香ばしさがプラスされます。焦げないように注意しましょう。
東北に引っ越してから、ご近所さんに野菜をいただくようになりました。旬の美味しさを味わいたくて、素材の味を引き出すレシピを意識するようになり、だいこんも甘さを感じたくて考案したレシピです。
大根の葉も付いたままいただくことが多いので、冷凍してスープのトッピングなどに使っています♪素材を余すことなく味わえるのも、スープの魅力ですね。
[文とレシピ Yukiii]
【soupn.スタッフ umicoのレシピ】
呑んだ次の日にもおすすめ…!
「じっくり、コトコト、鶏だしスープ」
umicoが日頃から作っている3品レシピは、味付けは塩のみ!しょうがの風味が広がる鶏だしスープです。特に、この日に飲み会があるなーというときにはあらかじめ作っておき、次の日にスープを食べて回復!というルーティンもできあがっているくらい欠かせない一品です。
〈材料〉※2人分
・鶏もも肉 200g ※骨付きの手羽鶏を使うとさらにだしが出ます
・長ねぎ 大きめ1本
・しょうが 1個
・塩2種類 適量 ※1種類は岩塩がおすすめ
〈下準備〉
・肉は食べやすい大きさにカット。
・ねぎは、青い部分は3cm間隔でカットし、白い部分は斜め切り。
・しょうがは皮をむき、薄くスライス状にカット。 ※皮も使います。
〈作り方〉
①鍋に水を入れて(分量外)、材料3品と塩1種類を入れる
※しょうがの皮は、お茶パックなどに入れるとバラバラせずよい。
②最初は強火に、コトコトしだしたら弱火にして、1時間ほど煮る
③一旦火を30分ほど止める。少し鍋をかき混ぜつつ、もう1種類の塩を入れて寝かせる。
④再度、火にかけたらできあがり! ※しょうがの皮を入れたパックは取り出してね♪
〈ポイント〉
・塩にもいろいろ種類があるので、種類が異なる2つを使い分けて入れることで旨みが増します(作り続けて、発見!)。
・しょうがの皮をそのまま捨てるのはもったいない!結構、いいだしが取れます。
味付けはシンプルながらも、鶏肉にしょうがとねぎの味が絡み合い、ひと口飲んでホッとします。食欲がない時は、お肉をよけてしょうがとねぎだけでも十分においしい。お肉はほろほろでおかずにもなりますよ。
さらに、2日目はごはんや麺を入れてアレンジも。
季節を選ばないスープだと思っています。夏はズッキーニを入れたり(4品になるが)、麺を入れれば、夜食にもぴったりです。
じっくり、コトコトなので、夜にふと思い立ち、作ることもあります。ぜひ、お試しください!
[文とレシピ umico]
【soupn.スタッフ katsuのレシピ】
焼肉屋さんで食べたくなる!
「たまごスープ」
焼肉屋さんのワカメスープ、再現できないかな〜とよく思っていたところ、ダシダに出会いました!夕食のメニューが中華っぽくなった際に、よく鶏がらを使ってスープを作っていましたが、「ダシダを使うとこれ1つでほぼ味が決まる!」と初めて使った際にちょっと感動しました。
〈材料〉※4人分
・たまご 1個
・わかめ(乾燥) 適量
・もやし 1/2袋
・ダシダ 大さじ1
・ごま油 小さじ1/2
・こしょう(お好みで)
〈作り方〉
①お鍋に水を入れて沸騰させる。
②わかめともやしを入れて、わかめがふやけてきたら、ダシダを入れてかき混ぜる。
③たまごを溶いて、ごま油をたらりと入れたら、できあがり!
お好みで、こしょうを入れてみてください。
中華や焼肉にも合うのでご飯が進みます◎。我が家では、中華の際には絶対登場する一品。
子どものご飯が進まない時などはスープにご飯を入れて食べさせると、たくさん食べてくれたりするので一石二鳥です!大人はラー油や胡椒少し多めで味を整えてみてください。
[文とレシピ katsu]
ぜひ、soupn.スタッフのレシピにもチャレンジしてみてください♪
ここからは、食材3品以内で作れるさまざまなスープレシピをご紹介!
時短料理研究家 ろこさん考案のレシピ。毎日の家事や仕事などでごはんを作る時間がない時、少ない食材やシンプルな工程で、パパッとごはんを作ることができたら・・・!ということで、①玉ねぎ ②バター ③パセリ で作れるスープです。洋風スープの素と塩、こしょうで味を整えるのが美味しさのポイント。
忙しい日はもちろん、"汁物が欲しい!"という時にもぴったり!
仙台の料理研究家 早坂明子さんによる、宮城県の食材を使った一品。
宮城県で採れる冬野菜①ちぢみ雪菜と②仙台曲がりネギを炒めることで、より野菜の甘さを引き出します。ちぢみ雪菜の代わりに、小松菜で作ってもOK!味付けに使うしょうゆは「牡蠣しょうゆ」を使うと、さらに風味がUPします。醤油にもこだわると、スープのバリエーションも広がりますね。
実践料理研究家・みそ探訪家 岩木みさきさんが考えたポタージュは、青森県の郷土料理「せんべい汁」のアイデアいかしたユーモア溢れるレシピ(soupn.スタッフumivoも大絶賛!)。
①まいたけ を手でちぎって、②揚げ煎餅 をトッピングする、包丁いらずの一品。まいたけの風味に、みその塩味とまろやかな豆乳が絶妙。
韓国旅行気分が味わえるみそスープ。①じゃがいもでお餅を作り、②ニラと③キムチを加えて煮るだけ!みそのコクが、スープをさらに美味しくしてくれます。ダシダ(牛だし)を小さじ1/2加えると、よりコクのある味わいに。
また、じゃがいも餅の代わりにトッポッキを使用しても◎。
【一汁 一素】納豆と豆もやしのみそ汁
節分にぴったり!豆づくしのみそ汁レシピ。①豆もやしを煮て、②春菊と③納豆を加えるだけ。納豆は混ぜずに、そのまま入れてOKなのも嬉しいですね。
仕上げに、オリーブオイルやごま油、えごま油などを適量かけると、風味を変えて楽しむことができます。
食べるラー油をちょい足ししても、美味しかったです♪
長野県松本市に移住した金子健一さんと、山形県鶴岡市にUターンしたマツーラユタカさんからなるフードユニット「つむぎや」さんのよる一品。手の込んだレシピに見えますが材料は3品。①にんじんと②じゃがいもでスープのベースを。③生鮭で団子を作ります。
昆布出汁を使うことで、、素材の旨みを引き出した滋味豊かなスープに仕上げています。
人モテ料理研究家のダイちゃんが考案した、お正月の食べきれないお餅の救済レシピです!すでにお餅を買っている方は、フライングで作ってみませんか?
旬の①たらをバターでソテーし、鍋で②春菊をサッと煮て、焼いた③お餅を乗せて完成。味の決め手はなんとコンソメ!和の食材×洋のスープの組み合わせを、じっくり味わってみてください。
スープに使った材料で、おかずを作るアイデアレシピ。①鶏ひき肉を炒めて、刻んだ②なすと③セロリも一緒に炒めるだけ!チュニジア発祥の伝統的万能調味料「ハリッサ」を加えると、一気にエスニックな味わいに(ちなみにsoupn.スタッフYukiiiはハリッサが好き過ぎて常備しています)!
スープと一緒に作ってみませんか。
料理家の山田英季さんによる、上海の思い出を再現した一品。
①青ねぎと②しょうがで、スープのベースを作り、鶏がらスープを注いで、③中華麺を加えた、これぞシンプルで、めちゃくちゃ美味しい麺料理!青ねぎとしょうがの香ばしさが、食欲をそそります。
鶏がらスープを使うことで、本格的な味わいに仕上がります。
旅する料理家の細川亜衣さんの憧れの地 スリランカで出会った、①トマトと②コリアンダーを使ったスープ。味付けもトマトの果肉に塩を少々をふりかけるだけで、トマトの旨みを存分に楽しめます。コリアンダーは葉、花、種を使います。
細川さんは、トマトが旬を迎え、ご自宅の畑でコリアンダーが実をつける頃に、毎年この料理を作り続けているそうです!
ものがたり食堂の さわのめぐみが、キノ・イグルー 有坂さんのセレクトした映画「マザーウォーター」から着想を得た、妄想スープ。
①大根と②玉ねぎを炒め、鶏がらスープと塩で味を整え、ハンドブレンダーでピューレ状に。豆乳を加えることで、ほのかな甘みとコクをプラスします。冷蔵庫で冷やして、最後に③クレソンを飾って完成です♪
こちらは「恋人たちの食卓」をイメージしたスープです。
①あさりと②真鱈から、美味しい出汁がたっぷり出ます。また、一緒に紹興酒を入れて煮ることで、スープにコクと深みが・・・!
八角の風味としょうがの効いたスープは、疲れた身体と心を優しく包み満たしてくれるはずです。
漫画家のくぼたまことさんが、20代の頃によく行っていたという居酒屋の人気メニューを再現。
作り方はとても簡単。圧力鍋に①豚足、塩、ニンニクを入れて1時間煮込むだけ(soupn.スタッフは炊飯器で作ってみましたよ♪)!その日の気分によって、お好みでしょうがなどの薬味やすりごまをプラスするのがおすすめ。
ご飯のプラス一品に、お酒のアテにもぴったりです。
くいしんぼうヒップホッパーのDJみそしるとMCごはんさんによる、和製デザートスープです♪
①焼き芋をマッシュして、豆乳でなめらかにのばし、②焼いたお餅と③ゆで小豆をトッピング。クリーミーな豆乳とバターがよい仕事をして、まるでスイートポテトのような味わいに!焼き芋がしっかり甘いので砂糖不要という、ほっこりやさしい甘さのぜんざいです。
開運エンターテイナーの出雲阿国さんと、「イタリア食堂のら」の有田大輔シェフがコラボして作った、運気をUPさせるスープ。
①シジミの出汁に、②ごぼうを入れて煮込み、ミキサーで拡散してすり流しを作ります。そして、③シラスと素揚げしたごぼうを乗せて完成!長く努力を続けたい時や自分に自信がなくなった時に飲むと、開運につながるそうです。ぜひお試しください!
ロールキャベツがこんな美味しく手軽に作れるなんて・・・!とsoupn.スタッフが惚れたレシピ。①豚ひき肉と②玉ねぎで具を作り、③キャベツで包んで、白だしと水で煮込むだけ。
白だしが上品な味わいに仕上げてくれます。何個でもおかわりしたくなる美味しさです。
沖縄の祝い事でもよく出される、シンプルで簡単な家庭料理「ソーキ汁」。①スペアリブと、水で戻した②早煮昆布、③大根を煮込んで、みそを溶いて味付けします。大根の代わりに冬瓜を入れることも多いそうです。
バターで①玉ねぎと②コーンを炒め、だし汁と③木綿豆腐を入れて、八丁味噌を溶いたら完成!追いバターをすると、さらにコクが出て旨みUP!普段のおみそ汁も、具材や調味料を変えるだけで、新たな美味しさが発見できます。
あっと驚き!野菜の皮もヘタもまるごと使った、スープの“栄養ドリンク”です。①玉ねぎ②セロリ③にんじんを細かく切って、さらに野菜の皮なども一緒に煮込みます。野菜の旨みたっぷり!塩こしょうで味を整えていただきましょう♪
Comments