今回は「韓国特集」にちなみ、韓国出身の料理研究家・いんくん(ファン・インソン)に、寒い季節にぜひ食べたいスープレシピを考案いただきました!
いんくんは2014年から日本に住み、女の子のようなかわいらしい容姿から「かわいすぎる料理家」としてたちまち話題に。
韓国では看護師やモデルとして活動されていたそうですが、日本に来てからは料理家としてメディアに出演されたり、料理教室の主宰、SNSを通して「美容や健康」につながる幅広いレシピ情報を発信されています。
そんないんくんに今回考案いただいたのは、韓国では人気の「参鶏湯(サムゲタン)」の味を再現した、簡単に作れるスープレシピです。
サムゲタンの「サム」は「高麗人参」を意味しますが、高麗人参は日本のスーパーでは手に入りにくいので、高麗人参がなくてもサムゲタンの味を再現しよう!ということで考えられたそうです。
ベースが鶏肉から出した旨みたっぷりのスープなので、いろいろなアレンジが可能なところもポイント。ご飯を入れて「サムゲタン風お粥」にしたり、うどんやインスタントラーメンを入れてボリュームを出したり、どんな料理でもコクのあるベースのスープで美味しくなります。
「体重管理のために鶏肉をよく食べるのですが、ささみだけで食べると飽きちゃうので、ささみなどの鶏肉を使って、サムゲタンにしてよく食べています。何よりスープなので、消化にもいいのがうれしい!」と、いんくん。
材料も少なく、工程もとってもシンプル!手軽に韓国料理が味わえて、体もぽかぽかに温まります。ぜひ試してみてください♪
〈こちらのアレンジレシピもチェック〉→スンドゥブチゲ
高麗人参がなくても、手軽に韓国料理!
「サムゲタン風スープ」
<材料>(約2人分)
・鶏ささみ 150g
・手羽先(または手羽元) 4本
・長ねぎ 1本
・にんにく 4片
・干しナツメ 2個
・刻み小ねぎ 少々
・塩こしょう 小さじ1〜適量
<作り方>
①鍋に水1.5L(分量外)、鶏ささみ、手羽先、長ねぎ、にんにく、干しナツメを入れ、中火で煮る。
②沸騰したら、蓋をして弱めの中火で20分程度煮る。
③汁に濁りが出てきたら、鶏肉を別皿にとって冷やす。(長ねぎ、にんにく、干しナツメは捨てる)
⑤鶏肉が冷えたら、食べやすくちぎる。(手羽先の皮は捨てる)
⑥スープのみをさらに煮て、うつわに移し、ちぎった鶏肉を入れる。
⑦刻み小ネギをトッピングし、最後に塩こしょうで味を調えたら完成!
●「ナツメ」とは?
韓国では「甘味」のために使う食材。韓国の市場やスーパーマーケットで必ずと言っていいほど販売されています。料理では基本的に「干しナツメ」を使いますが、秋頃に出回る「生ナツメ」はりんごのような味で、サラダに入れたりして生で食べても美味しいです。
昔、いんくんのおばあちゃんの家にナツメの木があり、よく取って食べていたそうです。
「シャキシャキしたりんご味が好きで、ポケットに2〜3個入れてはつまみ、HP回復していました(笑)」とのこと。
韓国食材の専門店などで手に入るので、ぜひ試してみてください!
次回は「サムゲタン風スープ」を、さらに韓国の定番スープ料理にアレンジしてご紹介。2/22(木)の公開をお楽しみに!
<さまざまなジャンルで活躍している
料理家さんたちが登場!>
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