日本の米食文化を応援したい!
ベトナム料理を学芸大学で味わう
東急東横線学芸大学駅から徒歩約3分、学芸大学東口商店街を歩いていくと角地に可愛らしい建物が見える。一見カフェかな?と思わせるが、よく見るとベトナム料理でお馴染みの「フォー」の文字が。
店内はカウンター席のみ。お昼時になると、平日休日問わず長蛇の列ができるほどの人気ぶり。「夜にご来店されて、次の日の昼にもフォーを食べにいらっしゃる方もいます。二日酔いの日でも、スッと胃に落ちて食べやすいと評判なんです」
そう教えてくれたオーナーの白井さんは、自然派ワインが大好き!大好きが高じて飯田橋のビストロで勉強をすることに。
友人から「ベトナムに行こう!」と誘われ、ふらっと行ったのがきっかけでベトナムにハマってしまったそうです。旅行中にベトナム料理を食べていて感じたのは、タイ料理と比べると優しい味だけど食べ疲れしてしまうので、日本人の舌に合う毎日食べても飽きない味付けに変えたい…あとは自分が好きなナチュラルワインとも合わせたい!という想いがふつふつと湧いてきたそう。
国内のベトナム料理屋にも頻繁に通い、お店の人に聞いてみるなどの試行錯誤していく中、素材そのものの味が美味しいと思うようになり、調味料は最低限しか入れていない配合にたどり着く。「ラーメン屋さんみたいに、朝から深いお鍋で鶏出汁を一から取っているんですよ!」と教えてくれたように、食べてみるとシンプルだけど鶏の旨味がギュッと詰まって最後まで飲めてしまうほど美味しい。
一番のオススメはレモングラスの香りがさっぱりとした、
“生”米麺大山鶏辛味フォー。(1,320円)
他にも、当店自慢の鶏がらスープ蟹春雨炒め (2,200円)
蟹を余すことなく使ったお酒ともぴったりな一品。
海老と大葉の自家製モチモチ水餃子(4個814円/6個1,221円)
皮は業界では人気の鎌倉「邦栄堂製麺所」で作られた特製の皮を使用。プリプリ海老餡が入っており、現地では『スイカオ』と呼ばれる。
学芸大学でお店をオープンしてから、ベトナム料理をよく知ってもらうためにイベントに参加したり、2019年ごろはパンブームのはしりだったので、バインミーを雑誌などでパン特集に掲載してもらったりと認知度を徐々に広めていき、白井さんの好きなフランス産ワインもお店に並んでいる。ワイン好きのお客さまも多いそう!
フォーに使用している麺は、北陸農業試験場(現 中央農業 総合研究センター北陸研究センター)において交配により、インド型品種の高アミロース性を日本型品種「キヌヒカリ」に導入した米から作られている。
新潟の生産者さんとやり取りをしている中で感じたのは、米の消費量が40年前に比べ、ほぼ半分に減少してしまっていて、日本でのお米の需要を新しい形で喚起したい!
日本人の白米離れをどうしたらいいのか、日本のお米にもっと広めるためには、ただお米そのものだけでなく、形を変えて広められないかと考えた時に「麺なら小さなお子さんからご高齢の方まで老若男女幅広い世代の方に食べてもらえる!」と、ピンときたそうです。
「今の子どもたちにも、小麦粉の麺や蕎麦だけじゃなくて日本のお米を使った麺(=フォー)というのを知ってほしくて。でも、もう学大周辺にお住まいの小さいお客さまはみんな知ってるんですよね、フォーという存在を!(笑)そのうち、給食のメニューでも出てほしいなぁ」と、日本の未来を力強く応援する白井さんからは熱い想いが溢れていました。
今後は「フォーといえば、〈スタンドバインミー〉」だよね! と言われるようなお店にしていきたいです! と自信たっぷりに話す白井さん。
2022年自由が丘に2店舗目をオープン、2024年1月末には麻布台ヒルズにも新しくお店をオープン。
新店舗では海外の方も多く見込んでいて、より一層、白井さんの想いが詰まった米粉を使ったメニューも増やしていきたいと、先を見据えている素敵な女性でした。
ぜひ、食べやすいベトナム料理を食べにみなさん来てみてくださいね!オススメのワインもたくさんありますよ!
9/21(木)〜10/21(土)の期間中、
先着10名様に税込金額から、ドリンク100円引!
(定員に達し次第終了)
※こちらの画面をスマートフォンなどでお見せいただくか、「soupn.(スープン)」を見たと一言お声がけください。
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