今回は東北特集にちなみ、くぼた先生に青森県のひっつみ汁を
少しアレンジしていただきました!その名も『蕎麦好きのひっつみ』。
くぼた先生は、大の蕎麦好き!そして幼いころによくお母様が作ってくれたひっつみを掛け合わせてこのレシピが誕生いたしました。
『ひっつみ』の語源は『引っ摘む』。
水でこねた小麦粉を食べやすい大きさにひっつんで、だし汁の中に投げ入れて、
具とともに煮込んだものが『ひっつみ』です。
青森県南部(八戸市周辺)から岩手県北部(久慈市周辺)にかけて伝わる郷土料理で、
『すいとん』の一種です。
\では早速作っていきましょう!/
<材料> (約2人分)
・水 500ml
・出汁パック
・醤油 35ml
・みりん 35ml
・鶏肉の細切れ 60g
・里芋 100g
・蕎麦粉 70g
・ネギ 少々
・七味 お好みで
<下準備>
①蒸した里芋に蕎麦粉を加え練っていく。
里芋は茹でてもOK!
硬さはその日の湿度にもよるかと思いますが、本当に蕎麦を打つわけではないので神経質にならずに◎
②生地が手につかなくなってきたら、ひっつみの出来上がり。
<作り方>
①水に出汁パックを入れて一煮立ちさせる。
醤油とみりんを入れてそばのかけつゆを作り、その中に鶏肉を入れ軽く煮込む。
出汁パックの大きさによっては取れる出汁の量が違いますが
この料理はつゆが命なので、薄いよりは濃いめの方がオススメ!
贅沢に二つ入れてもいいくらいです◎
②たっぷりのお湯を沸かし、蕎麦生地を薄く伸ばしながら一口大の大きさにして茹でていく。
この時生地が手につく場合、蕎麦粉を少し打粉するとやりやすいです。
生地が浮かんできたら茹で上がりのサイン!
③蕎麦つゆの鍋に茹であがったひっつみを加えていき、一煮立ちさせる。
④うつわに移し、輪切りにしたネギとお好みで七味を加えて完成!!
第三話
母の想い出の味
(漫画:くぼたまこと)
<漫画家が作るスープとエッセイ!>
Comments