「洋風!お酒のアテ雑煮」を作ったら、残りの材料を上手に活用してもう1品お酒のアテを作りませんか。
ダイちゃんがハマった日本酒も一緒にご紹介!
スープ×おつまみ×日本酒を揃え、たまにはゆっくり時間を作って自分も“おもてなし”しましょう。
<材料>約2人分
・たらの切り身 1/2パック
・春菊 3本
・醤油 大さじ1
・納豆 1パック
・オリーブオイル 小さじ1
<下準備>
・春菊は軽く水洗いして、約1cm幅にカット。
・たらは小骨を取って食べやすい大きさに切っておく。
<作り方>
①納豆を付属のタレと混ぜる。
②タッパーに春菊、たらの切り身、醤油、オリーブオイルを入れて、電子レンジ(500W)で2分温める。
温める際は、タッパーの蓋をするかふんわりラップをかけて春菊の水分が飛ばないように注意。
③ ②に納豆を混ぜ合わせ、うつわに盛り付けて完成!
*その1*
料理に合うダイちゃんオススメの日本酒をご紹介します。
手に取りやすい1本もセレクトしていますので、ぜひお試しください。
山廃純米/菊姫(石川県)
1800ml/3,080円
燗で呑むと、それはまさに「甘濃厚」の一言。
この2年間のさまざまな想いや、酒蔵さんの情熱が優しく濃縮された
「いい米のいい出汁」とも言える味。
菊水の辛口/菊水(新潟県)
300ml/オープン価格
コンビニやスーパーでも入手しやすい日本酒の中でも、
飲み口が軽やかで爽やか。少しぬるめの燗でいただくと、
さらに香りが引き立って美味しい。
※価格は税込です
僕の”日本酒”エピソード 〈後編〉
こんにちは、酒呑み料理研究家のダイちゃんです。
それぞれにとっての2年間。
世相や不安定な情勢に反して、個人的には幸せだったなという人もいるだろうし、
辛くて辛くて仕方なかったという人もいる。
僕が必要だと感じたことは、他人や世間と「心のソーシャルディスタンス」を取ることです。
満員電車や毎日人がたくさんいるオフィスに行かなくて済むようになったけれど、洪水のように流れてくるニュースや他人の生活、
楽しそうな様子が見えるSNSは以前にも増して情報のるつぼ。
「自分は家でじっと一人耐えているけれど、あの人は楽しそう」
「自分は家族もパートナーもいないのに、あの人はキラキラしている」
はい、そういう思い込みは…全部無駄です!
人間の多くは見栄っ張りでカッコつけているもの。
きっとキラキラの裏側ではそれぞれ不和や、人に話せないような悩み・課題を抱えたりしているのです。
僕も同じで、こうしてレシピを作り美味しそうなものを食べて撮って、コラムを書いて、飲み屋にも行って…。
「楽しそうでいいね」と周りから言われることもありましたが(実際気持ちよく生きていると思いますが)、どちらかというと今年は辛い、しんどい時間のほうが長かったです。
そんなときほど、気にしても羨んでも仕方ない“他人のこと”に頭がいったりするんですよね。相手は自分のことなんて1ミリ秒も考えていないのに。
だから、やめましょう!他人との比較も、自分を責めることも!
ただただ、今日、今を生きて、こうして1年をスタートし、変わらずがんばっている自分自身をねぎらって、そっと抱きしめて、美味しいごはんとうまいお酒を飲みましょう。
皆さんにおすすめしたい一杯は、上記でも紹介した菊姫「山廃純米」。
それは金沢を旅したときに、日本酒の美味しさ、楽しさ、豊かさを素晴らしく引き出してくださる、
日本酒バル「金澤酒趣」さんでいただいた1杯でした。
「山廃純米」は2年間寝かせてつくる=コロナ禍をじっと耐え、じっくりと自らを熟成させてきたお酒だと、僕は思っています。
同じように我慢し、がんばってきた皆さんが2022年を華やかにスタートするため、ほどよい温燗にしてグイッと飲んでほしい、そんなお酒です。
皆さんの心と体をあたため、1年をはじめられることを祈って。
*その2*
コラムでご紹介している、ダイちゃんが出会った1軒。
金沢を旅したダイちゃん、おすすめのお店。
お酒は北陸のものを中心に70〜80種を取り揃え、ワインやウイスキー、焼酎なども地元食材を使った料理と共に楽しめる。
オーナーの山上さんは酒蔵「菊姫」で酒マイスターとして30年にわたり、酒造りに携わってきた経歴の持ち主。
どれを飲もうか迷ってしまったときは、ぜひ山上さんに相談を。きっと運命の1杯に出逢えるはず。
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