シェフ その後のストーリー -息子編-
今回は、個人的に何度も移動上映をしたことがある
グルメ映画のマスターピース!
『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』に、もし続編があったら!
という“妄想コラム”になります。
しばし、どうぞお付き合いください。
観たことがない方のために、まずは本家の内容の紹介から。
* * *
「一流レストランの料理人カール・キャスパーは、
うるさいオーナーや自分の料理を酷評する評論家とケンカして店を辞めてしまう。
心配する元妻イネスの提案で、息子パーシーを連れて
故郷のマイアミを訪れたカールは、
そこで食べたキューバサンドイッチの美味しさに驚き、
フードトラックでサンドイッチの移動販売をすることを思いつく。」
マイアミからニューオリンズ、ロサンゼルスへと旅を続けながら、
本当に大切なものを見つけていくという、
アメリカ横断ロードムービーとなっています。
***
監督・主演は、『アイアンマン』『カウボーイ & エイリアン』のジョン・ファヴロー。
彼はメジャー作品をいくつも手掛けながら、
一方で、上層部との軋轢に悩まされ続けていたそう。
そこでもう一度、自らのクリエイティビティを
爆発させるべく、監督生命を賭けて本作を作ったのです。
(その目線で観ると100倍感動できます。自己解放のための1作)
そんなジョン・ファヴローが、もし続編を作ったら…
『シェフ PartⅡ 息子もフードトラック始めました』
監督:ジョン・ファヴロー
出演:エムジェイ・アンソニー、ジョン・レグイザモ、ジョン・ファヴロー
<物語>
あの旅から10年。
当時10歳だったキャスパーの息子パーシー(エムジェイ・アンソニー)も
いまや成人となり、穏やかな大学生活を送っている。
現在は、飲食店でアルバイトをしながら、
得意とするSNSを使ったオンラインサービスの会社を起業すべく準備中。
でも実際のところ、本当にその道でいいのか悩んでもいる。
そんな折、父のフードトラックで助手を勤めていた
マーティン(ジョン・レグイザモ)と再会し、意気投合。
パーシーは、自らの人生に大きな影響を与えた
“あの旅”を、自分なりに再現してみようと思い付く。
父親には相談せずに。
クラウドファンディングで集まったお金で、
フードトラックを購入。勝負の一品は、
キューバの伝統的スープ“Ajiaco(アヒアコ)”をアレンジしたもの。
助手はもちろんマーティン。
パーシーの未来に向かった旅が、いま始まる。
ああ、書いててワクワクしてきました!
ということでさわのさん、今回は"Ajiaco(アヒアコ)"をアレンジしたスープをお願いいたします。
(文・Kino Iglu 有坂 塁)